国際機関 履歴書・カバーレターの書き方セミナー

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タイトル:履歴書・カバーレターの書き方セミナー

JSAGは、4月に国際機関での就職を目指す学生を対象にセミナーを開催したのに続き、先日8月26日に国際機関でのポスト獲得に役立つスキル、履歴書・カバーレターの書き方についてセミナーを開催しました。

セミナーの講師を務めて下さいましたILO人事局採用担当官の伊藤美保子女史は、過去15年間国連事務局を含む複数の国連機関で勤めた経験を基に、採用側から見た効果的な履歴書やカバーレターの書き方、注意すべき点等について詳しく話してくださいました。人事部門と採用部局のマネージャーが応募書類を審査するプロセス、そして良い例・悪い例から得られた応募書類作成のコツ・留意点は大変参考になるものでした。いくつか紹介します。

1.ショートリストする際に読まれるので、カバーレターは必ず作成しましょう。志望動機、自分が応募資格を満たしていることを簡潔に述べ、そのポストに求められる重要なコンピテンシーについて3つ程度具体的に言及することができたら上等です。採用側はカバーレターから応募者のドラフト能力を見るので、よく校正しましょう。

2.職歴欄のDutiesには応募しているポストと関連するものを厳選して書き、action verbを使って書きましょう。DutiesAchievementの混同が多いので、うまく書き分けましょう。具体的な数値を入れると効果的です。チームで達成した成果の場合でも、自分の役割について言及できるはずです。

3.現職からの離職理由を記載する欄では、応募するポストへの自分の熱意等をアピールすることができます。

4.Referenceに挙げる人は、国籍や男女のバランスに配慮し、空席に応募していることを事前に連絡しておきましょう。
5.なるべく早く応募しましょう。採用マネージャーが締切日より前に応募書類を見ることもあります。

なお、講師の伊藤さんが立ち上げに関わった https://careers.un.org/ の Creating your job application Sectionに有益な情報が掲載されていますので、ぜひご参照下さい。

参加した17名の若手邦人職員(インターン・短期契約職員・JPO)からは、採用担当官からの実践的なアドバイスが役立った等の声が聞かれました。
また、セミナー後の昼食会には、邦人上級職員の方々にもご参加いただき、国際機関でのキャリア形成などについて、ご経験に基づいたアドバイス等を共有して頂きました。

セミナー開催にご協力頂きました皆様、ありがとうございました。


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